こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
土用に入り気がついたらもう11月も間近に感じてしまいます。
そこで今回は、11月のカラダ予報
先ずは「天文」「月・潮」「暦」「行事」をカレンダーで見渡してみます。
11月の注目点として
天文イベントとしては「水星」の動き
暦としては「土用」「甲子」
それぞれのキーワードをあげてみると
天文の水星の動きは「情報」「エネルギー」「(電)気」「伝達」
暦の土用・甲子は「意識のベクトル」
行事は「東西」「源」「時代」「次元」「権威」
これらのキーワードからスケジュールも社会の動きや関わりを眺めてみると全体の流れが見えてきそうですね。
先ずは天文イベント
「水星」の動きですね。
太陽系の内惑星で、太陽に一番近い惑星です。
11月は水星の逆行があります。
カレンダーでは1日から20日です。
「水星の逆行」は約4ヶ月に1回で約22日ほどの期間になります。
年3回ほどあるということになりますね。
まずは逆行の説明の前に、水星をこのブログの中ではあまり触れてこなかったのでそれも触れながら水星の意味する所を考えてみます。
【水星】
マーキュリー(Mercury)
太陽に一番近い惑星。公転は約88日。自転は約58日。
古代からの認識
バビロニア(紀元前1000年)伝達の神「ブナー」
古代ギリシャでは俊足の神「メルクリウス」
古代中国では「辰星」で陰陽五行で「北」「水」が配当され水星という単語になる。
インド神話では水星の神「ブダ」で「賢い」「聖者・賢者」などを表す。
マヤ文明では水星は「フクロウ」で地下世界からの使者で「死の神」でもあり、「雨」で豊穣もあらわす。
下の写真はメルクリウス
手に持つ杖は、神々の伝令に使われる「ケーリュケイオン」で、ヘルメースの持ち物でもあります。
これが水星を表す記号になっています。
メッセンジャーです。
ケーリュケイオンは医療やWHOにマークとして使われますね。
更にメルクリウスは水銀と関連しているようです。
(因みに、古代ギリシャでのヘルメースとアポロンが水星と思われていたのが後にメルクリウスに統合された経緯があるようです。)
上でご紹介したように、水星は
情報・言葉・思考・感情
伝達することからコミュニケーションや会話、
それを持つ賢者、叡智などを指すこともあります。
地球の内惑星ですので、内面的な感情なども関連しそうですね。
これらを踏まえて「水星の逆行」を見ていきましょう。
惑星が逆行するときは
未来よりも過去のことに意識が向きやすくなるとき。その天体本来の動きはダウンしますが、振り返りや復習、やり直し、再挑戦には適しています。
水星の逆行
コミュニケーションや情報伝達、文書、移動などでに関することでトラブルが起こりやすい。大局的な視野に欠ける傾向がある。独自の考え方を確立するのは向いている。
私のイメージを図にすると下のような感じでしょうか
この水星の逆行期間は、連絡事項の行き違いやミス、電波のトラブルなど、約束事項や予約など情報が消えてしまったりといろいろありえます。
コミュニケーションも情報のやりとりでトラブルが出易いですね。
私は口頭での確認作業は避けてお互いに記録が残る方法を選択します。
因みに現在逆行しているほかの惑星は
【天王星】2018年~2019年01月06日
社会全体の方向性と自分の方向性との違いや矛盾を解決したいとき。視野を広げることがテーマ。
【海王星】2019年06月21日~2019年11月27日
自分の夢や理想を追い求める傾向が強くなる。社会と個人との相違や矛盾を埋めていくことがテーマ。
(この二つの逆行は、2019年の内側に出る、又は関係性からくるメインテーマです)
そして今月逆行が終わったのが
【冥王星】2019年04月25日~2019年10月03日
無意識から生まれる大きな力をどこに向けるかがテーマになる。社会の方向性と自分のやり方の折り合いをつけることが必要に。(より大きな世界観の転換に伴う)
11月は情報の伝達には注意しながら持っている知識や経験を使って内面のイメージを構築し直すには向いていそうですね。
これにさらに同調しているのが「土用」です。
土用は11月7日までとなります。
この時期は意識はベクトルが外から内へ向くのと、肉体は外に対しても防御は弱めて内部の再構築に比重が向きます。(バリアとしての抵抗力は一時的に低下する一方で、食欲が増し蓄積傾向に)
この時期は水星の逆行と重なりよりより内面での非常が高まり、外側でのやり取りは集中力も落ちるため、連絡やコミュニケーションのなかで行き違いが起きやすいですね。
念のための二重チェックや確認は丁寧にするのが良さそうです。
一方で内部では非常に自分を再構築するのには最適な時期とも言えます。
ただ、新しい情報は吸収しづらいので、今手元にあるものを整理してブラッシュアップするじかんと考えるのが最適かと思われます。
土用が明けて8日には冬至になります。
ここに入ると、空気感が変わった様に感じ、自分自身の意識も外に向き始めセンサーの感度が高まってきます。
ただ、徐々に冬モードを試しながらという段階でもありますので、行動もあわててせず、2週間かけて慣らしていくイメージが良いのではないでしょうか?
さらにタイミングが21日には水星が順行になり、情報トラブルがなくなってきます。
そして23日には「甲子」で新しい事を始めるのに最適な日ですね。
11月は、最初の1週間に内側で温めたものを、その後センサーを外に向けながら社会での着地点を模索して23日からその第一歩を踏み出す流れはいいのではないでしょうか。
ちょうど23日は本来の天皇の大嘗祭で、神社では新嘗祭です。これはここから1年のミッションインストールやパワーチャージといったニュアンスです。
自分が立っている場所をより大事に、そして自分自身を大事にする事が鍵になりそうな気がします。
次はその天皇陛下の行事です。
象徴といえども、日本の時空間を与えている存在としての天皇陛下
天皇陛下には戸籍がありません。
逆にこれを中心として国民の戸籍(住所)があり、個人の空間が定まります。
これにより暦が定まり、日本における時代というものが発生してきます。
さらに、本来の大嘗祭のタイミングでバチカン教皇との会見があります。
バチカンもキリスト教を中心ではありますがイギリス国王と共に時空間を与える存在でもあります。
というより世界の基軸をつくっていると言ってもいいでしょう。
イギリスのグリニッジ天文台が世界の標準時になります。
この時空間を与える東西の存在が会見するというのは、日本の新しい時代が展開することのみならず、世界の大きな展開に関係するスタートラインにも見立てられます。
天体での現象は去年までに概ね終了していますが、現象として社会で動き出すのはこの後のタイミングになると思われます。
よく観察している人はすでにその現象がスタートしているのはご存知ではあると思います。
個人的には冬至あたりからより多くの方が分かるような現象で現れてくるのではないかと感じています。
そういう意味での出発点としても23日〜25日は重要な時でしょう。
それにしても先日の天皇陛下の儀式は圧巻でした。
高御座に入るとまた別の存在感を感じますね。
王が現れる時の象徴として古代中国からの影響が色濃く出ています。
最後にあげた過去のブログに鳳凰と麒麟について細かく書いていますのでよかったらぜひ目を通してください。
2019年の11月はいろんな角度からみても転換期の潮目に当たります。
その反面、行き違いが起きやすいのも特徴ですので
ぜひ自分の成長の時間に当ててもらいたいですね。
今回のカラダ予報はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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筆者:丸山 泰弘
薬剤師、カラダ・キュレーター
健康・レストランのコンサルタント
CS60始めました(CS60目黒)
カラダ・キュレーション(CS60)
https://karadaq.hatenablog.com/
@taneyakumaru