薬剤師が語る 生活のタネ

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特別展 三国志 (備忘録)

こんにちは

生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

 

 

今回は先日行った「三国志」展から今までの話題とリンクさせながら見ていきたいと思います。

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sangokushi2019.exhibit.jp

 

三国志展に行こうと思いながらも、実は私は三国志自体はそれほど興味は持ってこなかった為見て楽しめるかな〜なんて思ってました。

でもいざ行ってみると、気がつくと2時間半経って、終了の時間になっていました。

 

三国志で私に記憶が残っているのはTVで見た人形劇と、映画になっている部分でしょうか。

ほかのイメージとしては陰陽五行や八卦を使った攻防といったイメージ。

 

 三国志

三国時代(さんごくじだい)は、中国の時代区分の一つ。広義では黄巾の乱の蜂起(184年による漢朝の動揺から西晋による中国再統一(280年までを指し、狭義では後漢滅亡(220年)から晋が天下を統一した280年までを指し、最狭義では三国が鼎立した222年から蜀漢が滅亡した263年までを指す。当項目では広義の三国時代について記載する。

229年までに (初代皇帝:曹丕)、(蜀漢)(初代皇帝:劉備)、(初代皇帝:孫権)が成立し、中国内に3人の皇帝が同時に立った。三国時代については、陳寿が著した『三国志』、明代に書かれた『三国志演義』及びさらに後世の三国時代を扱った書物によって広く知られている。

フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より引用

 地図では

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私はこの中でも「」の劉備に仕えた諸葛亮孔明のエピソードが好きですね。

私自身は空手をやっていましたが、戦うのが好きでは無く、物語もやはり諸葛亮の、相手を知った上で、自然や地元の特徴を活かして最小限の力で振る舞うのが好きですね。

 

諸葛亮孔明)の逸話は私には多くのインスピレーションを貰えます。

 

先ずは、現代にも代々継承されている「八卦」は諸葛一族の智恵でもありますね。

諸葛亮の登場する絵には八卦の旗が描かれてました。

八卦は自然界へ宇宙の働きが発動する前の要素と言ったらいいのでしょうか。

三国志の始まりは台湾で主流だった「道教」の始まりの頃の太平道が起こした乱で、今で言う宗教団体が旗を上げたものですのでこの頃には八卦帝王学の教科書になっていたのでしょう。

諸葛亮は各地を旅して学者や仙人などから学んだとのことですのでより多くの要素を判断できたのかもしれませんね。

私達の社会では占いとしての利用が一番多いかもしれませんが、昔は生きた学問だったと想像されます。

 

 三国志では陰陽五行思想の相克関係を使って旗印を上げ相手を剋する力を利用するという考え方もよく使われていたようです。

また、三国志の始まりである太平道が起こした黄巾の乱黄色で「」の徳を表すのですが、後漢が「」徳で、後漢の徳を引き継ぐという意味づけで「火 生 土」の相生としての正当性をうたったとも言われています。

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更に、太平道が掲げたスローガンが

蒼天已死蒼天すでに死す)

黃天當立黄天まさに立つべし)

歲在甲子(歳は甲子に在りて)

天下大吉(天下は大吉)

で「甲子」で革命(三革)の時をあらわしているようです。

因みに9月に「甲子」の日があります。

そして、三国志が終わり晋が統一するのが「庚子」です。来年の干支が「庚子」になり少しだけ身近に感じられるのでは、、、

展示の中にもその形跡があります。

 

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諸葛亮には「三顧の礼」もあり

八卦の三度目の正直と重なっているのでしょうか

ちゃんと調べたことはありませんが、そんな背景もありそうですね。

 

さらに私が一番凄いな〜と感じているのが「七縱七禽

 225年諸葛亮が南征して来ると雍闓は高定と内輪揉めを起こして、その配下に殺害され、代わって孟獲が雍闓の後釜となった。孟獲諸葛亮の前に何度にも亘り捕まるが、その度に放された諸葛亮は仮に武力でこの地を征服しても、蜀漢軍が撤退すれば、いずれ反乱が再発する事を予見していたので、現地の人々を心服させるために、このような処置を採ったといわれている。孟獲は七度目に放された時、ついに諸葛亮に心服し蜀漢への帰順を誓ったという(七縱七禽)。

フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より引用

 

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現在でここまで予見して大きな器で物事を観れる人間はいるのだろうか?

同じ事は出来なくても、しっかり先を見て、許す度量を持ちたいものと反省してしまいます。

 

この諸葛亮が軍師として使えた地ですが、この地域には古代からお墓には西王母が祀られる風習があったことが展示で見られます。しかも他のものと違い非常に繊細で美しい仕上がりです。

 

現在は昔話だけかと思いきや、しっかり内陸の西側には不老不死の神としての西王母が祀られてきたのがわかってこの数ヶ月の気付きと重なり嬉しかったです。

 

taneya.hateblo.jp

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 他にも当たり前ですが楽しめるポイントは沢山ありますが、

個人的な思いと今までの記事との連動でこの様なポイントに絞らせていただきました。

 

 展示はまだ3週間ほどありますので是非足を運んでみてください。

 


今回のテーマ「三国志」はいかがでしたか?

新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。

 


タネ屋のマル

 

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筆者:丸山  泰弘

薬剤師、カラダ・キュレーター

健康・レストランのコンサルタント

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