薬剤師が語る 生活のタネ

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日本人の面白い気質【カラダのタネ】

こんにちは

生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

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今日は、いつも患者さんをみてきて、これって日本人の独特な気質なのだろうと昔から思っていること。

 

真面目」で「過剰

 

これは皆さん普通かんじている事ではありますよね。

 

ここではカラダにフォーカスしていますので、病気や健康との関連で見ていきます。

 

真面目さ

これはいろんな見方がありますね。

一般的には、コツコツと仕組みや予定に沿って着実に進めていくので

社会システムを維持していくのに非常に重要な要素。

逆に柔軟性や自己主張が現れずらいので堅苦しく感じる人も多いかも(このブログもそんな感じ?)

 

外国の人が、落とした財布が戻ってくるの?

みんな順番を守ってる!

スケジュールや時間にキッチリだ!

などと感じるのはこの真面目気質の良い側面でしょう。

 

一方で

何がしたいの?

特徴が分かりづらい!

個性がない!

つまらない!

柔軟性がない!

などと言われてしまうこともしばしば

 

患者さんをみていると、「血圧が高い」「コレステロールが多い」から定期的に通って検査とお薬を続けて下さいと言われると

皆さん、意味がわからなくてもせっせと通ってくれます。(医療業界としてはこれ自体がドル箱に)

ビジネスとして比重が高い方には手間のかからない最高のリピーターです。

それが分かっていても、万が一の不安感があると止めるのが怖くただひたすら通います。

 

 

でも、なんでそういう症状があるの?どうして発生するの?

と、考え始めると全く別の気質が発動します。

 

先ずは何故?どうして?

これは素晴らしい事!

理由が分かると、

何を食べれば治る?何をやったら治る?

この思考のベクトルも非常に日本人らしいのですが、

現場では、例えば〜してみては?などと考えやすいように例を挙げられてる事が多いです。

更に世の中は情報に溢れてます。メディアで〜を食べたら〜になりました!などと聞くと、

〜食べればこの病気が治る!

と思い込んでしまうケースはよくありますね。

これも良い点はあるのでダメではないのですが、、、

 

 

過剰さ

これを食べたら〜になる!じゃ、それを大量に食べたらもっと効くよね!

毎日毎食そればかり。ここは真面目さの発動でしょうか

 

即効性や強い効果を求める傾向が強いです。

トライするのは素晴らしいのですが、やり過ぎたり。問題を置き忘れて突っ走ってしまうのもまた日本人らしい。

過ぎたるは及ばざるが如しともいいますよね。

 

 

これらは少し引いて見ると、

関係性」と「主体性」の問題とも言えないつでしょうか?

 

真面目さは日本人が昔から島国の村社会で近代まで来ているため、コミュニティのなかでの秩序が非常に重要な要素でしたので、個人より「関係性」を重んじるのは必然なこと。自分が生きていく術を得るためにも。

しかし、グローバル化と共に、関係性にしばられなくても自分のタイミングと好きな場所を選べるようになると、関係性より「個(自分が)」という意識に反転しやすいのは皆さんも実体験を持っているのではないでしょうか?

 

このような背景があるからか、日本人はまだまだどちらかに偏り過ぎてしまう傾向があるように見えます。

また、受けてきた教育の問題なのか、課題が発生するとプロセスではなく答えを先に知りたくなる、又は答えが分かると満足して終了してしまいます。

 

 

そこから見えてくるのは

  • 課題または問題を見ようとしない
  • 課題を見れても解決策は欲しいけど原因は素通り

この要素が「真面目」や「過剰」と相関してきそうですよね。

 

話は飛躍しますが、宇宙は様々な要素(個)の音が響きあい相互作用しながら私達の現実を作り出しています。

それぞれの個に優劣はなく特徴や役割が違うものです。どれかだけでも成立せず、一律にしてしまってもただの元素一つが発生するのが精一杯。

 

カラダを見ていくときには自分の個性(特徴)をしっかり認識してそれを互いに影響し合いながら自分自身が形成されている事を知っておく必要があります。

カラダの60兆個(イメージ)の細胞、それが274通りの各役割や個性を持って響きあってカラダのシステムが構築されています。

 

真面目に〜はこういうものだ!とシステムにハマり過ぎても

自分の主張ばかりでも

不協和音が発生した時には聞き取れないですね。

要はカラダの声を聴くのが苦手又は耳を傾けるのを避けるようになります。

 

真面目に関係性を大事にし過ぎて社会を構築してもギスギスします。

過剰に主体的になり過ぎても肩に力が入り過ぎ興奮し硬直します。

肩の力を抜いて、耳を傾けて、無理をせずゆとりの中で相互作用させていくような間を持つことは

カラダ視点で見たらこれからの健康づくりに非常に重要なスタンスなのではないでしょうか?

 

 

なんだかまとまりもなくダラダラと書いてしまいましたが、

時代の変わり目に肩の力が入り過ぎている方が多過ぎる気がするので、先ずは内面のゆとりを持っていきたいところですね。

 


今回のカラダのタネはいかがでしたか?

新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。

 


タネ屋のマル

 

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筆者:丸山  泰弘

薬剤師、カラダ・キュレーター

健康・レストランのコンサルタント

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