薬剤師が語る 生活のタネ

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カラダの変わり目に脳疲労が表面化

こんにちは

生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

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今日は土用丑の日です。

 

この時期は夏バテとは違うカラダの抵抗力が落ちる感じが江戸時代から実感を伴ってあったのでしょう。平賀源内のキャッチコピーが受け入れられる背景は今も昔も変わらないのかもしれませんね。

 

しかし昔と違う側面もあります。

現代の抵抗力を落とす大きな原因は、脳神経の疲労になります。

特に「」から入ってくる情報が多過ぎるため、脳神経は、日々この情報を処理するため全力で働き、私達の仕事に置き換えるならば過労状態が続いています。

 

ここでチョット専門用語が入りますが、その疲労の背景のイメージを眺めてみたいと思います。

眼底の神経、情報の処理や保存をすると言われている大脳辺縁系があります。

このエリアには多様な機能があるのはご存知の方も多いかもしれません。

 

ホルモンバランスのコントロールセンター

体内時計の中枢

睡眠のコントロールセンター

情緒と思考のバランス調整

 

などなど

大まかに言ってしまえば、

「自律神経」⇆「ホルモン」⇆「免疫」

のカラダシステムの中枢といってもいいくらいの場所です。

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アニメで楽しく学ぶ脳と神経のお話より引用

因みにここ↑は難しいところもありますがざっと目を通すと少しイメージがつかめるかもしれません。

 

 

脳神経疲労から抵抗力が下がるとヘルペスウイルス  が増加又は活発になって、偏頭痛の悪化・帯状疱疹ヘルペスなどが発症してくるのは以前から分かっているのですが、実はこの疲労は直接感じない方が多く、違った場所に何となく違和感がある程度で「疲れてるな〜」とか「ストレスフルだよ」なんて感じてなかったりします。

そういう意味では『沈黙の疲労』とも言うべき存在で、最近では脳疲労が溜まるとヘルペスウイルスが口腔内に溢れ出てくるのが知られていて、唾液を調べる事で脳疲労の状態を判断するクリニックもあります。

 

 

そこで、話を戻して「情報過多」による脳疲労です。

「目」というものは凄くて、私達が見たと思ってなくても、目から入ってきた情報(映像)は全て神経がキャッチしてこの辺縁系に送られて処理していきます。

勿論要らない情報はなんらかの方法で捨てられていくのですが、有無を言わさず入ってくる情報に文句を言えないのでひたすら処理してくれています。

 

しかも、近年は写真や画面の画素数(情報)が格段に増え、情報の中心が写真から映像に変わっていますので情報量はとんでもない量になっています。

この上に5Gがスタートすると、情報量は桁上がりしてきます。

 

今のカラダの変わり目の時期にこの疲労も顕在化して内側から表面に噴出してきます。

 

古代からある陰陽五行(道教)の世界観でこの土用が語られてきましたが 、道教は天の配置(天文)と地球(地)の関係の中から自然又は人間という環境を観察してこの環境の変化する様を見出してきました。

土用というくらいですので季節の循環は一旦「土」に戻ってから次の季節に巡行していきます。フラクタルで考えれば時代の変わり目と同じ事です。

土に戻るのは、例えるならば、経済が発展して庶民が浮かれているところにバブルの崩壊の様な状態に入り中央官僚が世間を動かす様に時代が変わって、また変革があって時代が前進する。

この官僚時代にいる様な感じです。

庶民や経済は、問題点を洗い出され、アク出しをさせられます。

良くも悪くも中央が強くなりシステムを再構築していきます。

脳の中央に置き換えたら少しわかりやすい?

ちょっと例えが大げさでしたでしょうか?

 

中央に集中するということは、周辺は弱く、柔軟に対応しないと潰れます。

脳で考えると、より中枢に集中する結果、意識としての集中力は低下します。当然事故や怪我は多くなりますね。

またシステムの再構築に当たり、要らないものを排除していきますので、表面(外側)に問題点を処理(物質化)して排出又は処分していきます。

 

抵抗力が低下するのは、そこにパワーを使えないからですね。

再構築の内容次第でこの抵抗力の低下は違ってきます。

日常でメンテナンスしている人は変化の度合いが小さいかもしれませんし、

そうでない方はなんらかの現象を感じるかもしれません。

 

そもそもほとんど感じない疲労や負荷をどう解消するか?

難しいと思うかもしれませんが、意外に周辺にそのヒントは沢山あります。

次回そのヒントや方法をお伝えできればと思います。

 

先ずは、土用丑の日は沢山何かを取り込むという意味ではなく、

カラダをいたわって本来に力を復活させたいですね〜

といった日のキッカケになります。

カラダの声に耳を傾けてみたいですね。

 

来週は大祓になります!

ちょうどいいタイミングかもしれませんね。

 


今回のテーマ「脳疲労」はいかがでしたか?

新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。

 


タネ屋のマル

 

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筆者:丸山  泰弘

薬剤師、カラダ・キュレーター

健康・レストランのコンサルタント

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