こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
太陽が黄経120度を通過するとき。
7月23日から立秋の前日の節分までで、
夏至の約1ヶ月後にあたります。
“暑気いたりつまりたるゆえんなればなり”
角度で言えば15度なので通常15日。今年も15日間
通常梅雨明け時期で土用期間でもあります。
一年で見たら、「大寒」の裏側ですね。
先日も使った図です。
西洋占星術では、象徴が「太陽」で「獅子座」の位置に入るときになりますね
さてカラダとの関係を見ていきたいと思います。
タイミングが土用(カラダの変わり目)にあたりますので、カラダ予報でお知らせしている症状が現実的な問題ではありますが、
二十四節気側から眺めてみると、日本の場合は自然界の「気」の流れや状態を表していると私は捉えています。
二十四節気ですので、太陽と地球の関係になりますが、
この地球の部分をカラダに置き換えて考えてみると何かヒントになるかもしれません。
日本では夏至に太陽の高さがピークになり太陽から一番多くエネルギーを受けています。
しかし、私たちの体感は気温で感じますので、地球が暖められ、それが表面化(現象化)してくる時に私達は暑さのピークを迎えてくる感触があります。
なので1ヶ月又はそれ以上タイムラグが発生して、その余韻もしばらく残りながら移行していく連続ですね。
海と山を含めて立地の問題が関係するので単純ではありませんが、大きな流れとしてはこんな感じ。
では私たちのカラダで考えると、外部からのエネルギーは栄養と置き換えてみると少し分かりやすいのではないでしょうか。
例えば食事をして摂取したエネルギー又は気はその時の熱を発生しているのではなく、消化・吸収してカラダ内部で使えるエネルギーに変換した後のに始めて熱やパワーとして表面化(現象化)します。そしてまた消えて戻って自然界で循環します。
これが「気」で考えてもほぼ同じ流れが続いています。
大雑把に言うと、太陽からの「気」がピーク時のものが現在満たされていて、
太陽の「気」が地球の「気」に変換され私達の手元・口元にやってきているのが今と言えます。
そういう意味ではピークのタイミング。
その一方で、ピークを迎えたということは、この後は下降していくこということになります。
最初に書いた「大暑」の節気の解説文をもう一度見てみましょう。
“暑気いたりつまりたるゆえんなればなり”
暑い気が、行き詰まり(行き着く)という意味ですね。
と言うことは「陽の気」がピークで、これを過ぎると「陽の気」が減って「陰の気」が増していくフェーズにはいる陰陽反転のタイミングでもあります。
お盆のご先祖様や、夏にオバケなどがこの切り替えが背景にありますので、
私達は昔からその気の反転をいろんな意味で感じていたのではないでしょうか?
そして、今はピークで表面(外)に爆発力をもって噴出してきますが、
それを通り過ぎると反転して(内)にベクトルが向き始めます。
神話の法則で言えば旅立ちの時のような時期と言ってもいいでしょう。
また、気象の「気」と現在スタートした『天気の子』を重ねてみると、今回の意味とは少し違いますが、ピークを迎えた湿気を大量に含んで上昇する「(空)気」が上空で物質化され、降りてくると私達の空間を洗い流していくサイクルもテーマとは別にかんじられるかもしれません。
現在、社会でも内と外のねじれ又は、内のねじれが解かれるが如く問題として噴出していますね。
よくも悪くも一回強制的にでも解かないと内側の新しい結びはおきませんので、雨だけではなく、社会の浄化作用が働いているのでしょうか?
問題はその会社やその人だけのものではなく、私達の社会の中の構造からきているものです。
もしかすると、この時期は何かと噴出していきそうですね。
そういく意味でも今年らしさが7月がピークに出ると言われていたので納得。
令和時代のスタートの兆しですね。
今回のテーマ「大暑」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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筆者:丸山 泰弘
薬剤師、カラダ・キュレーター
健康・レストランのコンサルタント
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@taneyakumaru