薬剤師が語る 生活のタネ

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【天体・暦】満月から小満へ 「満ちるもの」

こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

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今月は天文的大きなイベントは少ないのですが、

より日常に寄り添う自然界の環境や気象の夏へ向かう時期に入った事が体感として非常に強く感じられる月になっているのではないでしょうか?

 

最高気温は殆ど20℃は超えて男性も女性もちょうどいいと感じる気候がある一方で、

急に湿度が上昇してきて日本の南に北と南の空気の境界が発生して水を発生させていますね。

 

これは天体で言えば、太陽が夏至に向かって益々高くなってそれに伴い環境が追いかける様に変化しています。

もっと近くで考えれば、月は5日の端午の節句新月を迎え、翌日の立夏より月が満ち始めています。19日(日)には満ち切った満月を迎えます。令和初の満月でもあります。

万葉集編さん頃を考えると月を愛でて想いを月に込め歌にしたりしていますね。まだ古事記が編纂されたばかりのころで、内容が一般に浸透していない時期に月や太陽と神を重ねていますが、今とは少し違った捉え方もみられますので楽しめる要素もありますね。

 

今月は天文ショーとしても月は金星・木星土星と接近(交流?)していますので、月を一つの起点として見てみるのも面白いかと思います。

 

満月の後は二十四節気で「小満」となり、

万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来るころ。

と表現されてます。

草木もそうですが、地上に太陽と大地の力が重なり成長できている様ですので、月同様にエネルギーが満ちてきて現実を作っていくとも言えます。

 

いろいろ感じて満ちてくるチカラをカタチにしていくのにふさわしい時期なのかもしれませんね。

 

 

万葉集の月

天(あめ)にます、月読壮士(つくよみをとこ)、賄(まひ)はせむ、今夜の長さ、五百夜(いほよ)継ぎこそ

湯原王

 

十五日(もちのひ)に、出でにし月(つき)の、高々(たかたか)に、君をいませて、何をか思はむ

作者不明

 

織女(たなばた)し、舟乗りすらし、まそ鏡、清き月夜に、雲立ちわたる

大伴家持

 

天橋も 長くもがも 高山も 高くもがも 月夜見の 持てる変若水 い取り来て 君にまつりて 変若えしむのを

反歌


今回のテーマ「満ちるもの」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。


タネ屋のマル

 

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丸山  泰弘

薬剤師、健康・レストランのコンサルタント

 

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