薬剤師が語る 生活のタネ

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【カラダハック】 「マクロファージ」カラダ社会の影の働き者 (食事編)

こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

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今回は【カラダハック】でカラダのメカニズムを、教科書とは違った角度から書いてみたと思います。

 

今回は「マクロファージ 」です。

ここでは教科書にあるような免疫細胞の一つとしてではなく、もう少し広くマクロファージ的なもの全体を見てみようかと思います。

 

今回は「食事 」との関係からを見てみようと思います。

 

近年はカラダのシステムや栄養など古くの知識が役に立たなくなるような新しい発見がされていますね

 

その中でも私がずっと注目しているのが

マクロファージ  

 

といっても、今回のマクロファージ  は

下の写真のように原始マクロファージ の事になります。

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がんも自分で治せる!図解安保徹の免疫学入門―生き方を変え、免疫力を高める生活で、どんな病気もすぐ治る!! (別冊宝島 (908))の図を引用させて頂きました

 

赤血球・白血球全般ですね。

 

食事との関連で見ていくのですが、

一番わかりやすいのは、風邪など特に発熱を伴う症状が出た時に一番体感しやすいもの

食欲の低下です。

 

このタイミングは体温を上げて免疫に全力を尽くしたい状況

そうです、原始マクロファージを起点にした細胞が最前線で活躍したいんです。

 

この時に食欲を無くすのはカラダのどんな戦略だろうか?

少し前の認識だと、風邪でビタミンやミネラルを取ることによって早く治るのでは?という考え方

 

実は、食事や栄養をタップリ取ると、

白血球全般に食事からの対応に手を取られ、エネルギーも消費されかなり免疫力としては疲弊してしまいます。

ぐったりしてしまう人もしばしば見かけます。

 

食欲の低下は、実は白血球達の能力をカラダの防御に集中させ、侵入者をいち早く撃退させたいがためです。

 

特に病気の場合は脳がその指令を出し、体温も強制的に上げる事で免疫細胞が更にスイッチが入り活発に活動します。

 

 

病気の時は、

脳が指令を出してくれますので、それに素直に従えばいいのである意味簡単です。

 

では、日常的に免疫力を維持していきたい時にはどうしたらいいのでしょうか?

季節の変わり目に起きやすい症状はこの事と関連していそうなものが多いのですが、カラダが悲鳴をあげる前に何とかしたいところですよね。

 

原始マクロファージの系統は、ストレスや疲労や気象変動などに日々影響受けます。

この中でまず重要になるのが、日々の変動の中でも耐えられる免疫の基礎体力とも言える活動力を維持したいですよね。

外から取り入れるテクニックも各種ありますが、通常このような情報は皆さん一過性に飛びつく為、基礎体力には結びつく前にやめてしまったり、やり過ぎて返って負担をかけがちです。

 

では一番簡単な方法は何でしょう?

食事制限」です。

この数年いろんな意味合いでブームになっていましたね。

この目的はダイエットとは関係ないのでここが要注意

空腹感」が必要なんです。

食事を単に抜くという意味ではなく、

空腹感」をしっかり味わう食生活がポイント!

といっても皆さんお腹が空いたから食事している!と思いますよね。

しかし実際は、時間だから食べているのではないでしょうか?

要はスケジュールだったり、仕事の休憩時間だからとか、今食べないとタイミング逃すかも、などといろんな事情はあると思います。

 

食事の内容のテクニックはもちろんありますが、

先ずは、時間で食事をせざるを得ない方へ

食べる1時間前には空腹感をしっかり感じる量で前の食事を済ませる事

ただ、最初は意外に難しいんです。

胃の中に食べ物がなくなると、脳が一瞬慌てて、ご飯が無いとエネルギーが足りなくなってしまうよ!と実際の血糖値が下がってもいないのに低血糖でフラフラになった様な体感が発生するのです。 

朝のモーニングアタックにも似ています。問題無いけど過剰に一瞬反応してしまいます。

 

皆さんも経験あるかもしれませんが、仕事など忙しくて、食事取る時間もなく一日経ってしまったことはありませんか?

連続はまずいのですが、カラダは一回の食事がとれないだけで緊急事態にはならない程皆さんのカラダにはエネルギーがプールされてます。

 

プチ断食などもブームになっていて、良いものではありますが、連続しすぎたり、その後のケアが出来ないと逆効果の場合もあり習慣にして免疫の基礎体力には結びつきません。

 

先ずは、「腹八分目」の感覚を掴むのが最初の一歩かもしれません。

通常食事から2時間〜2時時間半で胃の中は空になります。もちろんお腹が鳴るとは思います。

しかし、これが慣れてくると、キツイ空腹感は感じなくなってくるのです。意外に食事の量を控え目にした方が低血糖と勘違いするようなフラフラ感は出ないものです。

 

3月に入ると、徐々に環境が変化してきてストレスで無意識に沢山食べてしまう方も多くなるかもしれません。

今のうちに、食事の量を少し控え目にして、環境の変化やストレス、気候変動に耐えられるカラダにしてみませんか?

 

 

食べることが好きな私への自戒の念を込めて、、、

 

 

これからもマクロファージについてはこまめに発信したいと思います。頭の片隅にこの単語を置いてみて下さい。

 


今回のテーマ「マクロファージ」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。


タネ屋のマル

 

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丸山  泰弘

薬剤師、健康・レストランのコンサルタント

 

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