薬剤師が語る 生活のタネ

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【カラダ予報】 花粉症と気温差アレルギー


こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

 

 

朝晩の寒さが肌感覚で実感してくるようになりました。

これを書いているのは移動時間が殆どですので、手袋無しではだんだん指が動かなくなってしまします。

 

ここ数日「気温差」という現象からいくつか症状が発生しやすくなってますので、今日も別の症状から勘違いしやすいものを取り上げてみたいと思います。

 

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私だけではなく、最低気温が下がってくるタイミングでは皆さん症状の原因を勘違いしてくる方が多くなります。

 

間違えの殆どは、「風邪」と「花粉症」です。

 

鼻水が出て、目もたまに反応して、朝クシャミが出ると、

スギ花粉症の方は、もしかして今年はもう飛び始めた?と思って受診します。

 

また、鼻水・クシャミと咳が合わさってしまうと、

風邪引いちゃった?と受診します。

この風邪?という現象は12月の二週目に寒波に冷え込んだ時も【カラダ予報】でお知らせしていたのですが、やはり同じ状況で「風邪」と勘違いして逆にこじらせ本当の風邪にしてしまった方が沢山でした。

 

下の写真は1カ月まえの寒波到来時の上空と地上の様子を現在と比べてみました。


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左が12月8日の上空気温、右が1月8日の上空気温


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左が12月8日の地上気温、右が1月8日の地上気温

earth :: 地球の風、天気、海の状況地図

 

チョットわかりづらいですが、地上の冷え込みが一段階進んだ感じがしますね。

 

更に、12月より現在は湿度が20%も低くなって40〜50%ほどしか関東はありませんので体感温度も低くなり、肌や粘膜は乾燥してバリアが薄くなってしまうので、外部からの刺激には敏感になりやすくなってしまいますね。

(因みに、日本海側は湿度が逆に高くなっています)

 

 

これらの要素が重なって、現在の気温差や気温低下が粘膜にとって花粉がやってきた時と同じような刺激としてキャッチしてしまっています。

 

なので、物質的には何もありませんが、カラダはアレルギー反応をしています。

なので、通常の風邪薬だとその場しのぎになってダラダラといつまでも治らないな〜となっています。

 

意外に花粉症と勘違いした場合は対処はだいたい同じで、あとは花粉ではなく温度差のある状況に注意すれば、徐々に静まっていきます。

 

勿論、風邪になっている方もいます。特にインフルエンザの予報接種をしている方はインフルエンザにかかっても軽い発熱だったりして、普通の風邪と勘違いして、いつも通り外出してしまいウィルスをばら撒いてしまうのでお互いに注意が必要ですね。


今回のカラダ予報はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。


タネ屋のマル

 

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丸山  泰弘

薬剤師、健康・レストランのコンサルタント

 

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