こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
カラダの回復力という視点で先日かいてみたのですが、今回は同じカラダでも「脳」の回復力という視点からカラダ全体の回復力と関連させて観て参ります。
「脳」の回復力というと可塑性※(かそせい)という性質がある事は数十年前から証明されてきました。いわゆるリハビリがこの可塑性を利用したものです。
※物質などが、外部からの入力に対応して変形適応すること。
また脳には可塑性だけでなく、一生成長する事ができる事がわかっていて、10年ほど前に運動やメディテーションなどがその成長を引き出す事がわかってきましたね。
これによりランニングブーム、トレイルランブーム、運動指向が強くなりファッションがこれを牽引するかの様になり、休日の過ごし方も変わった方は多そうですね。
さらに同時にマインドフルネスをはじめとした瞑想も、書店に行くとビックリするほどの種類もあり、運動と併せて山伏体験やお寺での修行体験も非常に人気のあるものになりましたね。
この火付け役になったのがこの本でしょう。
脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方
- 作者: ジョン J.レイティ,エリックヘイガーマン,John J. Ratey,Eric Hagerman,野中香方子
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2009/03/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 31人 クリック: 757回
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もう10年になるんですね。
発売当初、私も読んでこの結果は想像以上だったので非常に驚いたのと感動したのを覚えてます。
今でも平積み状態の書店もあるくらい多くの方に影響を与えてきているようですね。
脳の回復力、特に高齢化社会の体力や精神力、そして何よりも認知症からの回復力と運動の関係は非常に重要な課題ですね。
特に大腿部(太もも)の負荷が脳に直結する事がわかっていますので、より積極的なトレーニングが脳の活性化に非常に重要になってきています。
リハビリや健康運動などで踏み台昇降運動などがかなり取り入れられていますが、人生100年と考えた時にはまだまだ筋力が足りない状況です。
このような最初の話題に意外について行けないのが、実は医療業界なんです。やはり、今までこれがベストだと考えてきた事を柔軟に変化させるのは難しいですし、何より保険制度が対応できません。
こうなってくると、官僚がシステムを変えるのを待っている時間はありません。
自分から積極的に何かを取り入れていく必要があります。
私の普段の情報は、要らないものを整理したり捨てる事や、対策で乗り切る工夫程度で、どちらかというとネガティブアプローチになりやすい情報になりかねませんが、この脳の回復力といと視点でカラダを考える時は、攻めの(ポジティブ)アプローチが必要になります。
次回、そのアプローチをリアルにやっている整形外科医の本を通して、「回復力」をもう一度見てみたいと思います。
今回のテーマ「脳の回復力」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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丸山 泰弘
薬剤師、健康・レストランのコンサルタント
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@taneyakumaru