薬剤師が語る 生活のタネ

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夏にこそ参鶏湯(サムゲタン)で体力回復

こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

 

食欲がない夏こそ

 

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10年前からたまに行くお店があります。

いつもは本店に行っていたのですが、なかなか予約がとれないので新橋店に行ってみました。

やはり期待を裏切らない美味しさです。

 

 

食べに行ったのは参鶏湯(サムゲタン

10年前から頻繁に食べに行っていたのですが、ここは、そこで食べなくても、冷蔵の状態でタッパーで持ち帰り冷凍しておけたのも魅力で、忙しい時はそれを温めて食べればいいだけです。

冷めたスープを見るとわかるのですが、コラーゲンなどゼラチン質が大量に滲み出ていてプルプル状態です。

お店の人は10時間煮込んでます。と言ってます。

いまは注文で自宅に届くようになっているので、お店に行けない人も食べられます。

九州地鶏で、以前は刺身で出してくれていた程、安心して食べれるトリです。

中に詰めるのは韓国同様、もち米・栗・朝鮮人参・ナツメ・ニンニクです。

でも煮込み方の違いかスープが非常に濃厚です。骨も殆ど食べれちゃうくらいで、肉は食べるというよ触るとほぐれてしまいう柔らかさです。

参鶏湯とは|鳥一代 参鶏湯(サムゲタン)の美味しいお店 東京

 

何故そんな暑い時にと思いますが、暑いから食べるんです!

結構スルッと食べれますよ。

 

実際韓国では夏によく食べるようです。

私達の習慣の中に「土用丑の日」の日がありますが、韓国では伏日(ポンナル)という日があり7月〜8月に3回ある伏日に土用丑の日のうなぎと同じように参鶏湯を食べるようですよ。

参考:伏日(ポンナル) | 歳時・記念日 | 韓国文化と生活|韓国旅行「コネスト」

この時は参鶏湯のお店はうなぎ屋さん同様に行列です。

 

何処の国も同じ文化があるんですね。

 

参鶏湯は具を食べるというより、やはりスープを頂くもの。うなぎ同様頻繁に食べる必要は無いとおもいます。しかし、スープのメリットもあります。

 

東洋医学の概念では口から食べ物が入って胃で消化しながら栄養素とは別の「水穀の精」を取り込み、元々持ち合わせている生命の精とも言えるものと一緒になる事によって生命力や体の原動力を生み出すとされてます。夏バテでよく使われる漢方はそこをサポートするものになります。

そういう意味では、しっかり煮込まれてスープさえ飲めればいいものは、栄養剤では取れない「精」という言ってみれば、食材の生命力を頂くということになります。

弱った胃にあまり噛まずに塊を流し込んでしまうと非常に効率が悪くなり体にもストレスになります。

しっかり煮込んで火を通す事がここではカギになります。

 

まだまだ暑さも残る事や、これから体力が落ちて行くように感じられる方には一つの選択肢になります。

量はいりませんので、素材に力があるものを是非選んでみて下さい。

 

参鶏湯を通して韓国の文化に触れる事も出来ますので、双方の共通点なども楽しみたいですね。

 

参鶏湯はチョット難しいという方は、うちでは手軽に少し飲めるスッポンスープも少しストックしてあり疲れが溜まりそうになる前に飲んでみたりします。いろんな方法が今はありますので手に入りやすいものを是非。

 


今回のテーマ「参鶏湯」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。


タネ屋のマル

 

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丸山  泰弘

薬剤師、健康・レストランのコンサルタント

 

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