薬剤師が語る 生活のタネ

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五月晴と紫外線とサングラス

こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。


五月の紫外線とカラダ

 

昨日の大雨から一転して今日は朝からスッキリとした気持ちのいい空気でつつまれて、植物の緑も輝いて街路のツツジの花がより一層映える景色ですね。

さながら「五月晴れ」とでも言いたくなるような天気ですね。

今年の天気は、2週間から1カ月ぐらい前倒しの様な感じでもう5月半ば6月頭?とでも言いたいくらいのものですので、今年の夏も暑さなのか嵐なのかわかりませんが若干気になる今日この頃です。

 

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今回はタイトルの「五月晴れ」からカラダとの関連で考えてみたいと思います。

因みに本来は「さつきばれ」と読み、旧暦の五月(さつき)をさしてます。2018のカレンダーで言えば6月14日からの28日間を指し、梅雨時の貴重な晴れ間を指して、稲作や農作業などと関連して使われた言葉ですね。

今では「ごがつばれ」と読んで区別する事もあるようです。

 

どちらにしても五月晴れともなれば5月は過ごしやすい気温もあって外出したくなるのが常ですね。旧暦5月五月晴れでも現代の私達には嬉しくて外出したくなるのが心情でしょう。
 

そんな時私達は意外に無防備で太陽を求め外出したり日差しの入る明るい場所にいると思います。

この時期にはまだ長袖を着ている場合も多い上に肌を刺す様な暑さや陽射しを感じていない分「紫外線」には非常に無防備になりがちです。私も漏れずそうなってしまいます。

いろんなメディアでも情報が出ている通り5月は実は紫外線量(UV-A)がほぼ真夏と同じ状態になっています。日焼けの原因はUV-Bがメインになるのでその点では7月以降がメインシーズンになるのですが、

UV-Aは、日焼けにはなりずらい反面、UV-Bより肌の奥に影響がおよび、表面の色ではなく真皮の部分にダメージが出てしまい、シミやシワの原因になりやすいです。

これだけなら肌を露出減らせばいいんじゃないの?と思われるかもしれません。

しかし、意外に重要なのが目から入ってくる情報なんです。

目から入ってくる情報というのは、全て脳に一旦伝達されてしまいます。

見えたものも全てですが、目がキャッチ出来るけど映像としては認識していないものも同じことです。紫外線や赤外線は視覚としては認識出来ません。

見えている情報も今までお伝えしてきた通り神経に厄介なものなのですが、認識出来ていないものは更に厄介な存在になります。

この紫外線ですが、目から情報をキャッチして脳が認識してしまうと日焼けの素になるメラニンを作れ!と指示を出してしまいます。メラニンの生成はカラダにとって防衛反応だからです。

 この脳の指示は全身に発令されます。陽射しを浴びていない部分も関係ありません。

ここに直接陽射しが来た場合はそのまま反応しますね。

現在わかっているのがメラニンというだけなので実際カラダはそれだけで防御したりしませんので、まだ私たちが認識出来ていない準備が各所で行われていることはあってもおかしくないと想像出来ます。この辺は今後の研究に期待して、

先ずは、目に紫外線に限らず情報が入って来たら全て脳がキャッチして処理や対応していると私たちが認識することが必要かもしれませんね。

そう考えてみると「日焼けは目から!」と考えてみるのはどうでしょう?肌のケアはもちろん今まで通り必要なのは変わりませんが、目からの情報を可能な範囲で制限するのは、人類の叡智とも言えます。出来たものを抗酸化サプリなどに頼ってカラダに更なる負荷をかけるよりも、そもそも原因を極力取り込まないのが手っ取り早いとも言えますね。

ブルーライトも同じことです。

私の実感ですが、サングラスをしっかりしているときはそれ程酷く日焼けはしない気がします。

20代に3000メートル級の山に頻繁に登ったり、海外旅行で不意な陽射しで火傷状態を繰り返して来た私はある意味自分のデータが多いので非常にわかりやすいです。

実感にはもちろん差が出ます。現象を生み出している原因が同じではない可能性が高いので、PCメガネもサングラスも無駄にはなりませんが、その人の疲労や日焼けの原因が違えば実感は全く違ってしまいます。

それよりは、まずは疲労や反応のタネを取り込まないのが大事になりますね。

 

 

肌のダメージは5月から始まっているというのは言い過ぎではないかもしれません。

天気予報では連休は晴天が続きます。自然の中への行楽だけでなくいろんな地域に赴く方が多いと思われます。サングラス(UVカットメガネであればいいです)を持ち歩くのは必須だと思っていただいた方がいいかもしれませんね。

 

 私は出来るだけ外出時にはPCメガネで紫外線カットのものを外であえて使っています。旅行時はちゃんとサングラスをしますが、日頃の紫外線対策も日焼け止め以上に目からの情報を意識されるのは長い目で見ると無駄では無いと思います。

非常に強いスポットライトなどでも神経が影響受けることもいわれます。

過剰にやる必要はないと思いますが、先ずは認識しておくというのは必要ではないでしょうか?

 

 

p.s  クスリを使っている方で紫外線に反応する湿布などの痛み止めがあります。肌に1ヶ月ほど蓄積していますので注意が必要です。ステロイドの塗り薬や内服薬も紫外線で体に影響が出る場合がありますので確認してみて下さいね。


今回のテーマ「五月の紫外線とカラダ」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。


タネ屋のマル

 

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丸山  泰弘

薬剤師、健康・レストランのコンサルタント

 

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