薬剤師が語る 生活のタネ

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タネの記憶とオーガニックそして人生のリズム

こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
薬剤師と健康やレストランのコンサルタントしてます。


今日も私見たっぷりのタネをお届けします。


〜今回のテーマは「タネの記憶とオーガニック」です〜

 

昔どこかで環境学の教授に植物のタネは3年でその土地のタネになり、樹木などは3年ほどでその土地に帰化するという内容を聞いたことがあり、そうだよね〜と自分の自然観と一致し妙に納得したことがありました。

気になっていろいろ見ていたところ、奇跡のりんごで有名な木村氏のコラムの中で、山の土に入れ替えて1年目は収穫が少なかったがそのタネでの2年目は収量が増えたというような内容がありました。そうなんです。タネは記憶して進化するんです。因みに、これは一般に売られているF1種の植物には不可能です。

 

タネを収穫してそれを次のシーズンに使うことで3年目にはその植物が持っている本来の能力を発揮できる状態になるとも言えそうですね。

その土地の土の性質や気候などは種の存続には最重要課題になります。その課題を飲み込んで変化を次の世代に伝達する事で進化するのでしょうか。

 

現在は農業スタイルも多岐にわたり、一言でタネと言っても、オーガニックや自然農法など思想やこだわりのベクトルが様々で収穫物を見るときに悩んでしまいますね。

そこで、今回は有機農法のオーガニック認定であるJASマークの付いている農林水産省管轄の規格を通してこのテーマと照らしてみます。

JAS認証の土地に対する基準の一つが

「種または苗を植える日からさかのぼって2年(作物によっては3年)間、禁止された肥料や土壌改良材を使っていないこと」のようです。

http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/pdf/yuuki_leaflet_2013.pdf

有機食品の検査認証制度:農林水産省

 

こじつけ的ではありますが、モノゴトの本質的な変化とは約3年(3シーズン)がかかるような感がありますね。

人生でも転換期が約3年ほどかかるといいます。神話の法則やU理論などもこの転換期の一部のプロセスになりますね。

 

自然界と人生を安易に重ねる事は出来ませんが、人間が持っている意志と宇宙のサイクルの相互作用によって人生が展開していくなかでこの約3年という時期は、一生を一年として例えるなら季節の変わり目になります。これは陰陽五行思想でいうと現在の3週間弱の期間になります。体感としては4週間以上ありますが。

以前習慣が出来るサイクルを3週間、3カ月、3年という周期をご紹介しましたが、なんとなく重なる部分もあります。

 

期間にこだわる必要はありませんが、人生にとって大きな変化は慌てずこれだけの時間をかけてゆっくり通過するのが大事なのかもしれません。ちょっとした技術は20時間でマスターできると言われていて、時間が加速している現代においても、じっくり向き合う時間は大事なんだな〜と植物のサイクルを見ながら思う今日この頃です。


今回のテーマ「タネの記憶とオーガニック」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。


タネ屋のマル


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