こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
薬剤師と健康やレストランのコンサルタントしてます。
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
〜今回のテーマは「風神雷神」です〜
風神雷神と聞いたら先ずこの屏風がイメージされますよね。
俵屋宗達筆の屏風画
でも、そもそも「風神」「雷神」って何だろ?
日本には古事記などいろんな神を祀ってきましたが、風神雷神の明確なものはなく、いろんな神を風神雷神としてきています。
カミナリが落ちたら、"おへそを隠さないとカミナリ様に取られちゃうよ" とか風邪は風神のしわざとか、絵画や彫刻でも見てとれるように神格化というより鬼のような存在として表現されていますね。
一方で、それを恐れてなのか自然崇拝なのかわかりませんが、古事記で出てくるタケミカヅチ(鹿島神宮)(春日大社)と聖剣を祀る神社が雷神、シナツヒコノカミ(伊勢神宮内宮の風日祈宮)が風神の役割をしております。カミカゼが吹いたといった時はこちらの様な感じでしょうか。
これはネイティブアメリカンのサンダーバードが似たような役割かもしれませんね。
農業など自然界は春になり、風が強く吹き、雷が落ちる事によって植物は成長すると言われています。これは中国から来た陰陽五行思想によく使われる考え方です。
また、稲妻などの語が示すように稲や水の神としても見られる事もありますね。
この歴史や陰陽五行などから自己流の解釈してみると・・・
言い伝えの中では、鬼の姿から鬼門からやって来て自分や社会の安定を脅かす存在の様に捉えていたのかもしれません。
タケミカヅチも創造主としての破壊を司るので、自分の力ではどうにもならない変化を引き起こす力とも言えます。聖剣の持つ両面性ですよね。
また季節の変わり目は強風や雨がつきものです。
視野を広げて世界を見渡しても、古代から同じような神が神話に出てきます。
しかし、どれを見渡してもまとまった概念がないことからすると、
人間が外からやってくる破壊的な力と、変化を怖れる内面がある一方で、
雷・雨・風・火など自然界は私に食料や自然環境など多大な恩恵を与えてくれ、これ無しでは私達は生きていくことは不可能なものです。
より良くしたいという創造的な想いと、いつ破壊されてしまうのかという恐れを抱えながら、 人間がどうやって自然と折り合いをつけてきたかが想像できそうですね。
明日の春の嵐の前に自分や関わる社会を見渡して、住んている地域の歴史や祀ってある神様から自分がいるここまでどんなことがあったのか想像してみるのもいいですね。
今回のテーマ「風神雷神」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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