薬剤師が語る 生活のタネ

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縦欲の病と執理の病

こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
薬剤師と健康やレストランのコンサルタントしてます。


今日も私見たっぷりのタネをお届けします。


〜今回のテーマは「縦欲の病と執理の病」です〜

 

今回は中国古典

 菜根譚より

縦欲(しょうよく)の病は医(いや)すべくして、
而(しか)して執理(しゅうり)の病は医し難(がた)し。
事物(じぶつ)の障(さわり)は除(のぞ)くべくも、
而して義理(ぎり)の障は除き難し。

 

私欲に凝り固まった病は治すことができるけれど、

理屈に凝り固まった病は治しにくい。

物事についての障害は取り除くことができるが、

道理についての障害はなかなか取り除けない。

https://www.amazon.co.jp/中国古典-一日一言-PHP文庫-守屋-洋/dp/4569261337

 

 欲望や障害物は解決方法があったり自然に消えてしまうので心配ないのですが、

凝り固まった頭を治すのは非常に難しいですね。

 

私ごとですが、治って欲しいという想いとは裏腹に、対患者さんの凝り固まった頭もちろん難しさ日々実感していますが、

いろんな職場などの同業者にも更に理論やシステムに凝り固まってしまうと非常に人間関係の摩擦のタネになってしまうため難しさを日々感じています。

 

アタマのコリもほぐすのは難しそうですね。

筋肉のコリのように揉みほぐせないので、ちょっとした衝撃にも耐えられずガラスの様に割れてしまいそうな気がしますね。

 

今年は「新旧交代」の変化の年になると勝手に思っていますが、

こういう時はアタマは柔らかく変化を受け入れる体勢が必要なのでは。

 

コリ固まった思考癖と、ハリ詰めた緊張感は、

季節の変わり目や、環境の変化、人生の節目を考えた時には

自分も相手も傷つけるてしまいます。

でもいざ勝負という時は確固たる信念をもって突き進む勇気が必要ですので

両刃の刃の様にも思えます。

少し前の映画になったアーサー王の剣や、日本の三種神器の草薙剣を始め聖剣と言われるものの背景にこの様な世界観もありそうではないですか?

 

主体性は持ちながらも、柔軟な振る舞いが出来ることは、変化を渦に漕ぎ出す武器を手に入れたことになっちゃいます。

 

 柔弱は剛強に勝つという老子の言葉の様に

柔らかな精神でしなやかにのびのびと生きていくことも必要なんですね。


今回のテーマ「縦欲の病と執理の病」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。


タネ屋のマル


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