薬剤師が語る 生活のタネ

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食欲 その2

こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

薬剤師と健康やレストランのコンサルタントしてます。
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

 

〜今回のテーマは「食欲  その2」です〜

前回の食欲の回は、食欲がないときは体の声を聴いて食べなくていいなんて話をしましたが、

今回のテーマ「食欲」はその真逆のような現象をご紹介します。

 

私自身の経験です。

1年ほど前に実はライザップに通ってみました。

理由は体を絞りたいということもありましたが、今後一般市民(私たち)の意識が少しずつ変わり、ライフスタイルの変化が起きるのではないか?と感じ、あえてライフスタイルを強制的に変更せざるをえない環境に、まずは自分の身をおいてみようと考えたからです。結果このような文章を書くようになってきました。

 

体験の背景の件はまた次の機会に話しますが、

このライザップでチャレンジしている時に経験した食欲の変化がアタマではわかっていたものの、なかなか衝撃的な体験でした。

 

原理を細かくいうのは簡単ですが、ミトコンドリアの性質などを理解していないと混乱しやすいので、自分の受けた感覚をお伝えしようかと思います。

 

体調に異変がないときの食欲とは本当に不思議なもので、食べれば食べる程、食べたくなります。実数値は測りませんでしたが、血糖値が食後数時間で急降下して脳が緊急指令を出して、血糖値が下がって危険だから早く何か甘いものを食べなさい!と情報がやってきます。体感もフラフラで手が震えてきます。

ところが、ライザップを始めて最初のうちは炭水化物カットの食事をしていると、最初辛いのですが、2〜3週間ほどすると少し慣れてきて、お腹は空くが低血糖のような混乱は全くなりました。その後、さらに継続していると、空腹感そのものもあまり気にならなくなってきたのです。

たまに糖類をとると、脳がフワッと覚醒したような不思議な快感とも言える感覚がしました。

これが砂糖のトリックなんですね。

実際は一週間糖類を取らなくてもカラダはエネルギーを作り出すことは設計されています。

ただ、それは飢餓時に使われるとされていた為、そのスイッチを入れるという発想がなかなかなかできなかったのでしょう。高度成長して飽食の日本ではほぼ考える必要がないようにされていたのでしょう。

 

最近は食事は調整しながら以前のものに近い状態ではありますが、カラダは炭水化物をとらなくても低血糖を感じることはほとんどなくなっています。お腹が空いたという感覚も習慣が作り出した錯覚のようなものだったのです。

 

低糖質ダイエットが注目を集めていますが、私は糖質を否定するつもりはありません。やはり、糖質があるときとない時ではトレーニングで持ち上げられる重量が全く違います。

とはいえ、日常の生活中ではそれほど糖質は無くていいのではないかとの実感です。

というより、この数十年の食生活が飢餓からの脱出と豊かさと飽食の勘違いがあったのではないでしょうか?

 

習慣からくる食欲は、病気の時にも体の声をマスクして隠してしまっている方が非常に多い用に見受けられます。

 

断食とはいかなくても、食事の量を抑える時があることは、これから起きるであろうライフスタイルの変化に適応していくヒントがあるのではないかと感じています。

断食や低糖質にこだわるのではなく、一旦自分の本当の食欲やカラダの声に耳を傾けるためのきっかけとしての断食や低糖質にトライしてみるのも面白いと思います。

その後是非自分や家族とともにライフスタイルにフィットした方法を見つけてください。

面白い方法が見つかったら是非教えてくださいね。お待ちしています。


今回のテーマ「食欲  その2」はいかがでしたか?
あなたにとっての新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。

 

タネ屋のマル

 

このブログは私見(個人的見解)が中心となります。
しかしながら皆様の私見や疑問なども取り入れて新しいタネの発見ができる大きな可能性があると思います。質問やご意見を頂けましたら、一緒に考えて参りますので是非投げかけて下さい。お待ちしております。