薬剤師が語る 生活のタネ

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皮膚に住んでいる仲間?

こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

薬剤師と健康やレストランのコンサルタントしてます。
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

 

〜今回のテーマは「皮膚に住んでいる常在菌」です〜

 

皮膚に住んでいる⁉︎

そんなの汚い!早く殺菌消毒しなきゃ!

って思う方多くありませんか?いや、思って当然だと思います。

日本は世界のなかでまれに見る衛生的な国ですから。また、細菌感染を早くから防いできた高度医療もあります。

 

しかしこれがある意味アダになっている現象を私は多く見かけます。

子供の時点で既に抗生物質が効かなくなり、中耳炎や蓄のう症などが治らなくなり慢性化してしまったり、消毒うがいのしすぎでかえって喉が荒れてしまったり、最たるものが耐性菌により院内感染です。

 

日本人は健康保険のお陰で、長い期間、消毒や抗生物質に馴染みすぎ、気軽に使いすぎてしまったのかもしれません。

その影響か、日常でも入浴などでも一生懸命洗い、殺菌効果の強いソープなど使っていますよね。

 

その結果皮膚の上で意外な攻防のバランスが崩れている方を多く見かけるようになりました。

 

いろんな情報サイトで見たことがある方もいらっしゃるのではないかと思いますが。

皮膚には腸内と同じように常在菌がいまして、数十種類の菌が、数百億いると言われています。腸内と同じように見えないので認識として持つしかありませんが。

 

この菌のバランスが重要なんです。

詳細は専門家のサイトを見てみてください。

先日の肌のバランスとは別にこの常在菌も肌の状態を保ってくれている協力者なんです

例えは、ニキビやアトピーなどがわかりやすいでしょうか。

ニキビやアトピーの症状を恐れるあまり、殺菌しすぎてしまうことはありませんか?にも関わらず、なぜか新たに違ったニキビができてしまったり赤くなってしまったりしてしまった経験はありませんか?

何もない人でも夏に頭皮のフケ胸や背中のニキビでよく出ている方を見受けますので経験があるかもしれませんね。

その時皮膚科に受診すると何故かニキビなのに水虫と同じ薬を貰ったなんて人もいらっしゃるのでは?

 

これが皮膚の常在菌のバランスを崩した結果おきるよくある症状です。

犯人はカビの仲間です。

犯人といっても外からやってくるのではなく常在菌としてもともと自分の皮膚いて、普段は悪さはしていません。腸内と全く同じですね。通称、善玉菌・悪玉菌・日和見などと区別されていますが、現時点で私達にどの程度都合の良いものかどうかが基準というだけの事です。

 

 私自身もそうですが、見えないが故に不安心配が生まれ、必要以上に綺麗にしようとしてしまいます。

日本人の潔癖さは海外へ行ってみると過剰に寄りすぎですね。抗生物質も世界一使っているのでは?と思うくらいです。

 

飛躍してしまいますが、皮膚の綺麗さは、不安と安心のバランスによるといっても過言ではないのではないでしょうか?

 

皮膚の症状は暖かくなると増えてきますが、

常在菌のバランス冬のケアの加減が大事です。

 

は皮膚がを出さないようにして体の深部の体温を37度に保てるようにしています。

これが冬の体のモードですので、積極的に汗をかきすぎたり、汚れていない皮膚を洗いすぎるとバリアも壊れ菌のバランスも崩れ、更には体温が逃げやすくなり、気候の変化についていかれなくなってしまいます。

 

こうすべき!という一般論的答えは出せませんが、

過ぎたるは及ばざるが如しといったところでしょうか、

季節に合わせて、必要なケアを、適度に、と加減できるゆとり安心感を持った生活をしたいものです。それにはまず知ることから始まるのかもしれませんね。

自部自身への教訓になってしまいました(笑)

 


今回のテーマ「皮膚に住んでいる常在菌」はいかがでしたか?
あなたにとっての新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。

 

タネ屋のマル

 

このブログは私見(個人的見解)が中心となります。
しかしながら皆様の私見や疑問なども取り入れて新しいタネの発見ができる大きな可能性があると思います。質問やご意見を頂けましたら、一緒に考えて参りますので是非投げかけて下さい。お待ちしております。