生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
薬剤師と健康やレストランのコンサルタントなどしてます。
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
〜今回のテーマは「温度差と快適さ」です〜
昨日は朝から雨や雪でしたが、午後には止みましたね。(ちなみに私は東京在住)
前日から心配しながら過ごしていたのは私だけではなかったのでは?
濡れちゃうかな?靴は何がいいかな?寒いかな?
なんていろいろ考えたりしちゃいますよね。
でも、これはいいことなんです!
ポイントは「事前に知って」して「考える」ということ。きっかけは「心配」ですが、「不安」ではなく「知ること」で半分は解決しています。
何を言ってるだ?と思う方もいるかもしれませんが、身体とは不思議なもので、「認識」するとそれにあわせて準備をはじめてくれます。
今回のテーマの「温度差」では脳や注目されている自律神経を中心として、ホルモン・免疫や新たに発見されている伝達物質、そして東洋医学で知られている経絡などありとあらゆる機能を使って私達には全く感じられないように準備をしていてくれます。
基本的には人の体は「温度差5度」あると何らかの対応をします。
部屋と外の温度差、1日の気温差、前日との気温差、
今の時期では、リビングと廊下や浴室などが暖房の有る無しで5度以上はありますね。
CMでもあるようなヒートショックはその一例です。
それを避ける為か、最近の住宅は非常に快適にできていて、外で雪が降っているなど感じることもないかもしれません。
体内の安定した環境を作り出すにはすばらしい技術ですね。
しかし、私が日々現場で感じるのは、
快適がゆえに気温差など身体の環境適応力が非常に弱くなっているように感じます。20年前はあまり見うけられなかった気がします。昨日のテーマの「節分」の「季節の変わり目」と密接に関係してますね。そちらもぜひ読んでくださいね。
温度差5度は同じでも人によって適応力の違いには個人差が大きくなっているのでしょう。
このような状況を眺めてみると
最近よく耳にする単語「レジリエンス力」は身体機能に置き換えると同じ概念になりますね。
体温Ⅱー体温調整システムとその適応ーより引用
そこで話をもとの「知ること」に戻しますと
先ほどの気温差5度について知っていて、
更に自分の周りで5度以上差がありそうなところを知っていると
体の準備も早いです。
でも、準備は嬉しいけど実際にその温度差から体を守るにはどうしたら良いのでしょう?
・首、手首、足首を外気に直接触れないようにする
・口や鼻の粘膜に外気が直接触れないようにする
などと「考える」ことなんです。もちろん自然にみなさんやっているのですが。
え?そんなこと?
とがっかりするかもしれませんが、方法やテクニックはいくらでもあります。
いろんな情報サイトがテクニックを提供してくれます。
ただ、知った情報を自分や家族に合った方法で対処するには自分に何が合うか「考えて」選んでいます。
当たり前のように思われるかもしれませんが、
意識的に天気予報を確認して、部屋の温度や外の様子を確認してみてください。意外に体は適応してくれますよ。
それに合わせて体からは的確なメッセージを投げかけてくれて、次第に自然と的確な選択が出来るようになりそうですね。
ちなみにフランスでは天気予報で今週の天気とともに、気温や気圧などから出やすい症状、例えば頭痛などを表示しているようです。
この表示を見て、認識すると、症状が軽くなったり出なくなるのです。
信じられないかもしれませんが、本当です。
神経質になる必要はありませんが、ぜひ意識してみて下さいね。
まずはお試しで一週間やってみてください。何か感じるものがあるかもしれません。
この事は、食事や栄養などを考えるときも応用できます。これはまた次の機会にお話したいと思いますね。
ここまでは知ることで準備して体を守ることを書きました、
一方で、
あえて知らないでいることがいいこともあります。
それは体験です。
休日の楽しみや旅行などの体験がわかりやすいでしょうか。
体験においてはあえて知らないことで起きる想定外の出来事などありますよね。
その時得られるものは何でしょう?
「感動」です。
感動でなかったとしてもいろんな感情とセットになった出来事がありますよね。
これがいいんです!
感動や日常とは違う経験は「心の栄養」であり心の成長につながります。
日常で「知ること」によって体を育み
たまにはあえて「知らない」ことで心を育み
人生のタネを育てていきたいでしね。
タネ屋のマル
このブログは私見(個人的見解)が中心となっております。
しかしながら皆様の私見や疑問なども取り入れて新しいタネの発見ができる大きな可能性があると思います。質問やご意見を頂けましたら、一緒に考えて参りますので是非投げかけて下さい。お待ちしております。